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Channel: 道東の野鳥情報
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超番外編:新型コロナで自宅待機の日に考えたこと。868,511

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2020年3月29日(日)
<日本を守るのは私たち自身の矜持>    Byイーグル
【自宅待機の1人のインバウンドガイドとして今考える事】
いたずらに危機感をあおるだけで、将来に対して展望のかけらもなく、日本人が元気を出して新型コロナ・クライシスに立ち向かってゆく気にさせるようなマスコミ報道がない現状を憂いています。
今こそ、全国民が「哲学」「信念」をもってこのクライシスに立ち向かうべきだと思い、以下、個人的に思う所をコメントをさせていただきました。
ただ、このことで議論するつもりはなく、一人のインバウンドガイドの一方的なコメントとして理解していただければ幸いです。
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新型コロナ対策で、主要先進国と比べ日本が決定的に違う所は、国民に強制力のある対策は「最後の手段」として極力避けていることですね。
これはどう考えるべきなのでしょうか?
日本人だって、強制するのが「有効」であることは誰でもわかります。法律が無いならつくればいい。政治家だって中心にいる方々は優秀です。そんなことがわからないはずがない。
それでも政治家も主権者の国民も自発的行動は誰も起こさない。法的にそれはできないままにしている。みんな「やるべきですよね。」ぐらいしかコメントしないわけで、暴発して政治家や若者に危害を加える者も今はいない。
これには何か意味があるはず。何か日本人の発想の根幹にかかわる事があるはず。そう考え始め、考え続けています。
なぜなら、外国人にガイドをしていると、「日本人とは何ぞや?」という課題をいつも突き付けられるからです。職業病かもしれません。日本人は諸外国の人々とどこが違うのか?何がそうさせているのか?
外出自粛要請(命令ではない)が続きそうな今、家で考える時間がふんだんにある今、このテーマについて考えさせられる毎日です。
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現在の認識:新型コロナのような、明らかな科学的根拠のあるクライシスに直面しても日本が国民生活を「強制的に」制限しないのは、日本人が国民の「権利」「人権」(自由に行動する権利や経済活動を営む権利など)を守ることを最も大切に考えているから、という欧米流の分析では説明がつかないように思います。また、政治家が国民からの批判を恐れてやらない、というような単純なレベルはもう越えていて、逆に今ならやった方が支持率が上がるのに「やらない」現実があります。
    私の今の認識は、これは日本の政治家や一般的な世論の根底に、「日本人に対する性善説を信じたい気持ち」があり、「性悪説に走る事の単純さ」や「一度捨てると元に戻るのがむずかしい性善説のもろさ」を感覚的に潜在的に、みんなが共有しているからではないか?と考えています。
こんなクライシスの最中でも、日本人は日本人を信じようとして我慢しているのだと思います。
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だからこそ、すべての国民の「自覚」「良識ある行動」が今本当に必要なのだと思います。
いまだに「性善説」という理想的世界観の上で生きている日本人や日本そのものをいかに守るか?
これが今の日本がもがき苦しんでいる本質的課題なのではないでしょうか!
このことを、一部の若者や、一部の不届きものの大人に対して、考えてもらいたい。
彼らには、その観点で教え、導くしかありません。「自由と権利」の観点から考えるから、彼らの行動を止められないのだと思います。
強制しなくても、「正しいことには一糸乱れぬ行動で乗り切る日本人」でありたい。
政治家や企業組織のリーダーには、そのことに誇りを感じているので「強制ではなく要請なのだ!」とはっきり言い切ってもらいたい。
日本人としての「矜持」を今みんなが自覚する以外に、新型コロナ感染拡大危機を乗り越える有効な手段などないのかもしれません。
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「性善説」で国家を運営することが出来る国の最低条件は、「ほぼ単一民族・単一文化の国」であることだと思います。「インバウンド開国」の決断以来、日本の現状は急速に変わりつつありますが、私は日本はいつまでも「人を信じる国・国民の良識を信じる国」であり続けてほしい。今後の長期的なインバウンド観光のあり方も、「国民の良識をかたくなに信じ続ける稀有な国」をお見せするというオンリーワンの戦略へ舵を切りなおす必要があります。これからは「自然観光」「日本文化観光」だけではやってゆけなくなるでしょう。日本の最高でオンリーワンの観光資源は「日本人そのもの」です。そして、そうあり続けるように、その「最高の資源」を磨き続けることを決してあきらめてはならないと思います。
日本人は、昔そうであった様に、危機に見舞われても「気高く矜持あふれる国民」であり続けるべきだと思います。
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