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Channel: 道東の野鳥情報
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落石ネイチャークルーズAM便 347,515

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2014年8月9日(土)
<落石ネイチャークルーズAM便>  By イーグル
久々のBESTコンディション。風なし・霧なし・波なし。ユルリ島では太陽も顔をのぞかせ、視界も良好でした。エトピリカは3羽(成鳥のみ)と数は少なかったですが、どの個体も非常に愛想が良く、ほとんど潜りませんでした。羽繕いを繰り返し、我々を警戒する様子もありませんでした。
波もなく、観察・撮影とも比較的容易でしたので、お客様は大満足のご様子でした。
≪確認種≫
シロエリオオハム(亜成鳥2)
ウミウ
ヒメウ
チシマウガラス(3)
オジロワシ(4)
ウミネコ
オオセグロカモメ
ケイマフリ(100+)
ウトウ(100+)
エトピリカ(成鳥3)
ウトウの数は徐々に少なくなってきました。

シロエリオオハム(亜成鳥)

仲良くリラックスの2羽。我々を避けるどころか、興味津々の様子でした。

波がなく、Canon PowerShot SX50HS手持ちで十分でした。

我々がエトピリカを追いかけているという間違った認識に基づき裏でごちゃごちゃ言っている方々にお見せしたい1カット。エトピリカを追いかけていたら、このような写真を撮れるでしょうか? 追いかけるどころか、エトピリカに気に入られるような観察方法を確立しつつあるのです。信じられない方には、「一度見に来い!」と言いたい。エトピリカは根室にとっては大切な地域資源です。いなくなれば一番困るのは我々自身なのです。保護・調査活動家を凌駕する細心さと謙虚さを持って、これからも観光利用を推進してゆきたいと思います。

リラックスしている表情。気高さすら感じます。

後ろ姿ではなく、このようなリラックスした表情を観察・撮影する事が可能なのです。


エトピリカは非常に好奇心が強い海鳥です。常に我々の様子を観察しています。そして、敵意がないと分かると目の前でとても寛いだ姿を見せてくれます。レンズの大きさや数より、観察者の放つ「必見のオーラ」が彼らを緊張させるようです。落石ネイチャークルーズの船内では、ガイドがお客様に「視線を外し、知らんぷりして、世間話でもしてください。」とお願いすることがあります。

冠羽が伸びきっていない個体。3-4歳と思われます。

左がユルリ島、右がモユルリ島。落石ネイチャークルーズでは、両島の間には入りません。(=自主規制) 調査船の様に両島の間を通過することなども創業以来1度もありません。海峡の外側の外洋で探すだけで十分。霧さえなければ、エトピリカは比較的容易に見つかるのです。

こちらは堂々たる成鳥です。冠羽も立派ですし、クチバシの赤い色も鮮やかです。

成鳥。風格があります。

**上記写真はすべて今朝、撮影したものです。

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