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Channel: 道東の野鳥情報
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落石ネイチャークルーズ(AM+PM) 666,265

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2017年7月7日(金)
<落石ネイチャークルーズ(AM+PM)>   Byイーグル
久しぶりに落石ネイチャークルーズのガイドをして来ました。
釧路から往復6時間の運転+2時間半のクルーズを2回。 日帰りで落石に行き、釧路帰着後に夕方から孫の剣道の送り迎え。ちょっトハードな1日でした。

環境省(山階鳥類研究所)の調査団がモユルリ島に上陸し、キャンプしていました。
やはり、海鳥は大きく影響を受けており、今日はエトピリカの姿はほとんど見かけることができず、営業上は非常に困った1日となりました。他の海鳥の様子も明らかにおかしくなっていました。

3年越しの環境省との話し合いの結果、必要な調査は認めるということで、今年度は条件付きでこの時期入島調査を認めたわけですが、約束した注意事項が100%順守されているとはいいがたい状況となっています。
特に、クルーズ船の運行時間帯の調査活動の自粛や島の稜線上に人影の露出をしないと申し合わせたのですが守られていませんでした。船からモユルリ島のテント村も丸見え状態でした。
テントの色も「目立たない地味なもの」とはいいがたい。

環境省・調査団の方々は、昨年、我々の出したギリギリの譲歩を何だと思っているのでしょうか?
憤りを禁じえません。
このような人をバカにしたような調査活動が長続きすることはない、ということを今度こそ思い知らせる必要があるのかもしれません。
環境省は事態を静観するのではなく、しっかりと外注先(山階鳥類研究所)の行動を把握・チェックし、約束した事項を誠実に順守させるという真摯な対応を急いでもらいたいものです。

まずは、我々も早急な自主的改善を望みたいと思います。
それでもだめなら、「落石ネイチャークルーズ協議会」を開催し、環境省と再度の話し合いをやる必要がありそうです。それでもだめなら再度の「上陸拒否」や弁護士を通じ「行政訴訟」などの強行手段に再び訴えることも検討せざるを得ないと思います。

それにしても、毎年毎年、同じことの繰り返し。
まったく、バカじゃないのか!

【観察種】
<AM+PM便>
シロエリオオハム(2)        Pacific Diver/Loom
ウミウ                  Temminck's Cormorant
ヒメウ                  Pelagic  Cormorant
オジロワシ(3)             White-tailed Sea Eagle
ウミネコ                 Black-tailed Gull
オオセグロカモメ           Slaty-backed Gull
クロガモ(6)              Black Scoter
スズガモ(1)              Greater Scaup
ウミバト(S2) *アリューシャン型    Pigeon Guillemot
ケイマフリ(150+)           Spectacled Guillemot
ハシブトウミガラス(夏1)       Brunnich’s Guillemot
ウミスズメ(1)             Ancient Murrelet
ウトウ(200+)            Rhinoceros Auklet
エトピリカ(3)             Tufted Puffin
アマツバメ(10+)          Pacific Swift
ハクセキレイ(1)            White Wagtail   *ユルリ島

*ラッコ (1)
*ゼニガタアザラシ(30+)

七つ岩
ケイマフリ  Spectacled Guillemot
 
クロガモ  Black Scoter
エトピリカ Tufted Puffin

エトピリカ Tufted Puffin
ウミバト     Pigeon Guillemot
アリューシャン型繁殖羽

ウミバト
Pigeon Guillemot


ウミバト  
Pigeon Guillemot


ウミバト
Pigeon Guillemot

アリューシャン型

オオセグロカモメ の親子
Slaty-backed Gull


ウトウ
Rhinoceros Auklet


ハシブトウミガラス
Brunnich’s Guillemot


ケイマフリ
Spectacled Guillemot

口の中も赤い。
ケイマフリ
Spectacled Guillemot


盛んにさえずっていました。


 モユルリ島に人影が見えました。二人ずれで長い竿の様なものを持っていました。クルーズ船の営業時間を連日情報交換し、クルーズ船の運行時間帯には稜線に人影が見えないように配慮することを条件に「必要最小限の繁殖期における入島調査」を認めています。激しい議論の末、昨年度は入島調査を認めなかった経緯があります。彼らの不誠実な対応に憤りを感じます。わざわざ喧嘩を売るような事をなぜするのでしょうか?
 
 
 
 
クルーズ船から(=海鳥から)丸見えのテント村。(モユルリ島)

また、「地味な色のテント」とはいえません。

これも、合意事項違反です。
黄色いテントもある。

ウミネコの大繁殖地を「大攪乱」しています。

調査圧全開!




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