2016年12月12日(月)
<BBS 最終講習会> By イーグル
2014年以来、3年間に渡り「英語によるプロの野鳥ガイド養成」を続けてまいりましたが、今般、すべてのプログラムを無事終了することが出来ました。本取り組みの意義を理解し、積極的に企画立案・準備・授業の実施にかかわってきてくださいました根室市観光協会(=主催者)その他の関係者・受講生の皆さまには、この場をお借りし、心より御礼申し上げたいと存じます。
皆さま、本当に長い間お疲れさまでした!
通訳案内士の資格問題を議論するだけではなく、とにかく、道東の素晴らしい野鳥をきちんと英語でガイドできる人材の養成に着手する事こそが急務であり、理屈よりまずは始めることが肝要、と考えました。
供給過多で無資格者による有資格者の利益侵害が起こっているわけでもなく、むしろ、現実は逆でした。きちんとした英語を話す野鳥ガイドを求める海外からのキーンバードウォッチャーの要望に全く応えられていないのが日本の現状。つまり、英語野鳥ガイドのマーケットは、需要が供給を大きく上回っているマーケット。まずは、きちんとした英語力を備えたガイド(=供給)を増やすことが必要と考えました。
このような考えに基づき、自らの知識と経験をやる気のある人材に少しでも身につけていただきたいとの思いから始めた「BBS(=根室野鳥観光ビジネススクール)」。
3年間の基本プログラムを通じ、11名の受講生に2-3年間に渡り、英語のトレーニングのみならずインバウンド顧客の来道目的・ニーズ、野鳥のガイド方法の基本、探鳥場所そのものの勉強、野外における模擬英語ガイド、英語種名の徹底的習得、英語e-mailによる顧客とのやり取りの実際、バードウォッチャーに特化した旅行プラン・旅程の作成実習、などなどかなりハードなカリキュラムを実施してまいりました。
その間、受講生のご努力にも並々ならぬものが見受けられました。50才を超えて、ほぼゼロの状態から初めて「英検3級」に合格、現在2級に挑戦中の民宿経営者(野鳥ガイドでもあります)や野鳥やカヌーガイドを開業された方、英語のニーズが急速に高まってきている「落石ネイチャークルーズ」の予約・受付係の女性、ホテル経営者、ホテル従業員、釧路市や別海町から熱心に通われた現役ガイドの方々、近い将来現役復帰を目指す育児休職中の主婦ガイドさん、などなど。
本当に千差万別の経歴の方々が集い、英語ガイドという共通の目的に向かって、切磋琢磨されました。講義に加え、テストやロールプレイ、グループ発表、野外でのガイディングの実地講習など、皆さまお忙しい中、授業・講習に臨むための予習屋準備もさぞかし大変だったとおもいます。
そのようなBBSの取り組みを通じ、プロの野鳥ガイドをどのように養成して行けばよいか?という課題に対しての答えも見つけることが出来ました。その意味で、3年間にわたる今回の取り組みを通じ、今後の「英語ガイド養成事業」の推進方法に関し、多くの事を学ばせていただくことが出来ました。
イーグルも来年は61才です。今まで7年間にわたり、根室を拠点に、主にバードウォッチャー「受け入れ態勢の整備」と「高密度の野鳥情報発信」に心血を注いでまいりましたが、そろそろ、根室での仕事は「やりつくした感」が心にあふれてきております。
物事には「潮時」の読みが大切です。
来年度(2017年4月より)は、躊躇することなく新天地に移り、心機一転、今後急増が予想されるインバウンド顧客に対する「地域英語力」の向上につながるような活動にシフトしてゆきたいと考えております。
余すところ、根室での時間はあと3か月あまり。落石NCや野鳥ガイドの機会を通じ、皆様と最後の野鳥観察やガイドをできれば、これに勝る喜びはございません。
今年の冬は、ぜひとも根室に足を運んでいただければありがたいです。。
皆様との出会い・再会を楽しみにしております。
【BBS最終講習会の様子】
受講生の皆さまに、春国岱・川口漁港の野鳥について英語でガイドしていただきました。
その上達ぶりには、目を見張るものがありました。
講習中にユキホオジロ100羽の群れが出現するハプニング!
一時、講習どころではなくなったのはご愛嬌でした。
午後からは、お客様が病気やけがをされた時の「緊急事態英語」について2時間にわたり、座学講習も実施いたしました。その後、皆様と最後の懇親会。3年間の思い出話に花が咲きました。
皆さん、英語で話てしています。
オオハクチョウやカモ類について、S受講生が模擬ガイド。
模擬ガイド中にユキホオジロ(100+)を発見!
Snow Buntings!!!
ユキホオジロの群れが、我々のづ城を通過!
オオハクチョウ
Whooper Swan
T受講生の解説。
もちろん、流ちょう(?)な英語です。
野鳥のみならず、春国岱の自然全般につい手も解説 in English.
Snow Bunting
模擬ガイド講習終了後、大手マスコミの取材を受けました。
PMの座学講習。
最終回は「緊急対応(病気・ケガ)に対する対応」が テーマ。
大切な英会話ですね。
緊急事態対応(英語)について、講師の羅臼町での実体験の話も交えて解説を受けました。
<BBS 最終講習会> By イーグル
2014年以来、3年間に渡り「英語によるプロの野鳥ガイド養成」を続けてまいりましたが、今般、すべてのプログラムを無事終了することが出来ました。本取り組みの意義を理解し、積極的に企画立案・準備・授業の実施にかかわってきてくださいました根室市観光協会(=主催者)その他の関係者・受講生の皆さまには、この場をお借りし、心より御礼申し上げたいと存じます。
皆さま、本当に長い間お疲れさまでした!
通訳案内士の資格問題を議論するだけではなく、とにかく、道東の素晴らしい野鳥をきちんと英語でガイドできる人材の養成に着手する事こそが急務であり、理屈よりまずは始めることが肝要、と考えました。
供給過多で無資格者による有資格者の利益侵害が起こっているわけでもなく、むしろ、現実は逆でした。きちんとした英語を話す野鳥ガイドを求める海外からのキーンバードウォッチャーの要望に全く応えられていないのが日本の現状。つまり、英語野鳥ガイドのマーケットは、需要が供給を大きく上回っているマーケット。まずは、きちんとした英語力を備えたガイド(=供給)を増やすことが必要と考えました。
このような考えに基づき、自らの知識と経験をやる気のある人材に少しでも身につけていただきたいとの思いから始めた「BBS(=根室野鳥観光ビジネススクール)」。
3年間の基本プログラムを通じ、11名の受講生に2-3年間に渡り、英語のトレーニングのみならずインバウンド顧客の来道目的・ニーズ、野鳥のガイド方法の基本、探鳥場所そのものの勉強、野外における模擬英語ガイド、英語種名の徹底的習得、英語e-mailによる顧客とのやり取りの実際、バードウォッチャーに特化した旅行プラン・旅程の作成実習、などなどかなりハードなカリキュラムを実施してまいりました。
その間、受講生のご努力にも並々ならぬものが見受けられました。50才を超えて、ほぼゼロの状態から初めて「英検3級」に合格、現在2級に挑戦中の民宿経営者(野鳥ガイドでもあります)や野鳥やカヌーガイドを開業された方、英語のニーズが急速に高まってきている「落石ネイチャークルーズ」の予約・受付係の女性、ホテル経営者、ホテル従業員、釧路市や別海町から熱心に通われた現役ガイドの方々、近い将来現役復帰を目指す育児休職中の主婦ガイドさん、などなど。
本当に千差万別の経歴の方々が集い、英語ガイドという共通の目的に向かって、切磋琢磨されました。講義に加え、テストやロールプレイ、グループ発表、野外でのガイディングの実地講習など、皆さまお忙しい中、授業・講習に臨むための予習屋準備もさぞかし大変だったとおもいます。
そのようなBBSの取り組みを通じ、プロの野鳥ガイドをどのように養成して行けばよいか?という課題に対しての答えも見つけることが出来ました。その意味で、3年間にわたる今回の取り組みを通じ、今後の「英語ガイド養成事業」の推進方法に関し、多くの事を学ばせていただくことが出来ました。
イーグルも来年は61才です。今まで7年間にわたり、根室を拠点に、主にバードウォッチャー「受け入れ態勢の整備」と「高密度の野鳥情報発信」に心血を注いでまいりましたが、そろそろ、根室での仕事は「やりつくした感」が心にあふれてきております。
物事には「潮時」の読みが大切です。
来年度(2017年4月より)は、躊躇することなく新天地に移り、心機一転、今後急増が予想されるインバウンド顧客に対する「地域英語力」の向上につながるような活動にシフトしてゆきたいと考えております。
余すところ、根室での時間はあと3か月あまり。落石NCや野鳥ガイドの機会を通じ、皆様と最後の野鳥観察やガイドをできれば、これに勝る喜びはございません。
今年の冬は、ぜひとも根室に足を運んでいただければありがたいです。。
皆様との出会い・再会を楽しみにしております。
【BBS最終講習会の様子】
受講生の皆さまに、春国岱・川口漁港の野鳥について英語でガイドしていただきました。
その上達ぶりには、目を見張るものがありました。
講習中にユキホオジロ100羽の群れが出現するハプニング!
一時、講習どころではなくなったのはご愛嬌でした。
午後からは、お客様が病気やけがをされた時の「緊急事態英語」について2時間にわたり、座学講習も実施いたしました。その後、皆様と最後の懇親会。3年間の思い出話に花が咲きました。
皆さん、英語で話てしています。
オオハクチョウやカモ類について、S受講生が模擬ガイド。
模擬ガイド中にユキホオジロ(100+)を発見!
Snow Buntings!!!
ユキホオジロの群れが、我々のづ城を通過!
オオハクチョウ
Whooper Swan
T受講生の解説。
もちろん、流ちょう(?)な英語です。
野鳥のみならず、春国岱の自然全般につい手も解説 in English.
Snow Bunting
模擬ガイド講習終了後、大手マスコミの取材を受けました。
PMの座学講習。
最終回は「緊急対応(病気・ケガ)に対する対応」が テーマ。
大切な英会話ですね。
緊急事態対応(英語)について、講師の羅臼町での実体験の話も交えて解説を受けました。